国語はセンス?

「国語はセンスだから」とよく言われます。本当にそうでしょうか?

以前、短歌と鑑賞文の問題で「なぜこの短歌が他の短歌に比べてよいのか?」が問われたことがあります。

第4問の選択問題で要旨につながるキーワード「生命」を選ばせて、第8問の記述問題で要旨の穴埋め「生命」を書かせる問題でした。

この短歌が他の短歌に比べてよい理由は「対象を写実的にとらえるのでなく対象の生命をとらえているから」になります。

ところがほとんどの生徒は第4問の「生命」は選べても第8問の「生命」は書けません。

おそらく1問1問バラバラに解いて設問のつながりを意識していないからと思われます。

数学の関数の問題を考えてみましょう。第1問で関数の式を求めて第2問で面積など求めるはずです。

ですから第1問の関数の式がわからないと第2問の面積は求められないことが多いです。

国語も同じです。第4問で「生命」の選択肢を選べないなら第8問も「生命」と書けないです。

国語の入試問題は数学の入試問題と同じように「センス」を問うているのではありません。どちらも「筋道立てて考えること」ができるかどうかを問うています。

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